【英語ブログ】#6 スピーキングは英語の4技能を高める
- 2023.03.13
- 英語
英語には
読む(リーディング)、書く(ライティング)、聞く(リスニング)、話す(スピーキング)という4つの力―いわゆる英語4技能がある。
すべての技能はつながっているし、連動しているのでどこかの技能があがればそれに応じて別の技能の向上へと派生していく。
ただ、再三別の記事でも伝えているように、ある程度の英語の基礎を確保できたのであれば、出発点はスピーキングにしていくといいだろう。スピーキングをすることによって間違いなく、その他三つの技能があがる。
今回はそのプロセスをおぼろげながらでも伝えていきたいと思う。
まず、スピーキングとライティングはかなり密接につながっている、このことはよくわかるだろう。結局、自分が時間をかけて書けないことは、当然話すことはできない。だから、ライティング能力が上がれば、スピーキング能力はダイレクトにあがり、スピーキング能力が上がれば、新しい表現を覚えたいだとか、こういう表現はどういえばいいんだろうというように、自分の英語フレイズのストックが上がっていく、必然、ライティング能力も向上していくだろう。
問題は、スピーキングとリスニング、そしてリーディングの能力の連動である。
まず、スピーキングを練習しているとはじめは、驚くぐらいにできないことに直面される。しかし、一回間違えたことや、これはなんて言うんだろうという形で調べた表現というのは次それを使うときには大抵できるようになっている。また忘れることも当然あるのだろうが、その作業を繰り返しているだけで、英語表現の向上にはかなりつながってくる。
そして、気がつくことがある。
簡単な会話だったり、完璧を求めないのであれば、結構コミュニケーションできるなという感覚である。
自分自身が発する言葉というのは、自分が限りなくコントロールできる部分なので、自分の得意か形や自分の中の英語ストックでなんとかできたりするものである。このように、それほど時間をかけずとも、結構ある程度のコミュニケーションはできると感じられるようになるものである。
しかし、ここで問題が生じてくる。
結局、自分の得意な表現や形ばかり多用していると、同じようなことしかいえなくなる。
そうすれば、コミュニケーションの幅は限られてくる。
そして、もうひとつ。
コミュニケーションというのは当然、ひとりでするものではない。相手あってこそ成り立つものである。
つまり、相手の言っていることをどれくらい理解できるかによって、そのコミュニケーションの質が変わってくるということなのである。
コミュニケーションにおいてだいたいこんなことを言っているなというような、大体の把握ということも重要なのだけれど、いつも理解が大体だと、コミュニケーションに深みが出てこない。
つまり、ここで、はじめてリスニング能力の重要性が鍵を握るということにつながるのだ。
そして、リスニング能力を向上させたいという思いが浮かぶ。
そうすれば、しっかりとリスニング能力に対して本腰を入れることができるようになる。
ただ、リスニング能力とはいっても相手がなにを話しているかということを聞き取れるということは当然重要なのだけれど、そこで、聞き取れる文章=理解できる文章にはならないということを把握しておかなければならない。
よく、英語において多い質問のひとつが「あなたは英語を聞き取れますか?」
というような質問をしている人がいるが、この質問は間違った質問だと感じている。
なぜならば、聞き取りができる=理解という図式にはならないからだ。
聞き取りができ、文の把握ができ、その文章や単語から生まれてくるイメージを瞬時に形成できることにより初めて理解につながる。
我々は普段あたりまえのように日本語のリスニングを行っているが、あなたの中では瞬時にこういったことが行われている、だから、あなたはすんなり日本語を理解できているのです。
そして、文や単語そしてそこからのイメージにもっといくまでの作業はリスニングの力というよりも、リーディングの力が強い。
つまり、リーディング技能がなければ相手の言っていることを正確に取れ得ることができないということだ。
また、それはリーディング技能がなければ、深いコミュニケーションはできないということにつながる。
このように、スピーキングをはじめると、ライティング、リスニング、リーディングの技能がやっぱり求められてきて、スピーイングだけをやってもスピーキングの向上にはつながらないんだなという気づきをまず得られる。
そして、それを本当に自覚できたのであれば、ひとつひとつの機能を淡々とあげていかなければいけないなということになるのだ。
だからこそ、スピーキングを向上させ、より良いコミュニケーションを取りたいという気持ちが本物であれば、勝手に英語の四技能は上がっていくのである。
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