ホメオスタシスホメオスタシス

ホメオスタシス
という言葉がある。

日本語に訳すと
恒常性維持機能

となり、意味を簡潔にいえば
自分自身の現状維持を保つ働きである。

まーいろんなところで言われているので詳しい説明は省きます。

こういった理論を勉強するのは別にいい。

ただひとついえるのは、
この事実を知ったからといって
現状が変わるということはほとんどない。

なぜならば、
そんな理論って
あとは自分の意思だけで、
このホメオスタシスを突破していこう！

なんてことはできないからだ。

そんなことで、変えられるほど、この力は弱くはない。

逆にこの理論を知ったがために
このホメオスタシスの力を強めてしまうことだってある。

ホメオスタシスという言葉が
自分の中のホメオスタシスを強めていってしまうということだ。

ホメオスタシスがホメオスタシスになる。

ミイラ取りがミイラになるではないが、
それぐらいに、強い力だということ。

で…結局なにがいいたいかというと…。

理論を学んで有効活用したいのであれば、
それを使ってどうこうするというよりも、
その理論を今までの自分の経験に照らし合わせて考えてみること。

これがまずひとつ。
自分の経験に照らし合わされたもののみ初めて自分の考えとなるからだ。

そしてもうひとつは
自分が直感的に浮かんだ考えに対して、
その考えが本当に妥当かどいうかを検証していくために
そういった理論をつかっていく。

その直感をより信じられるようにと使っていく。

理論から自分の考えを創り出すのではなく
自分の考えに対して理論を当て込んで検証する。

こういう順番だ。

そしてこの順番は絶対に変わらない。
それは例えば川の流れが上流から下流へと流れるが
その流れは逆にならないのと同じように。

だから、理論を勉強してもなんにも変わらないのであれば
そこには上流から流れ込んでくる自分の考えがないから。

そう思っていいだろう。

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