自分の中にあるものを取り出していく

生きるということは表現することだ。

表現するということは自分の中にあるものを取り出していくということである。

ということは生きることというのは自分の中にあるものを取り出していくということがいえるだろう。

しかし、そうそう簡単に自分の中にあるものなんていうのは見えないし、感じられない。

おぼろげにわかりかけたりするのだけれど、ちょっと取り出してみると…

あれ?なんか違うなと思うことが多々ある。

結局はこの繰り返しなんだろう。

そこでもう少し待ってみて、熟成させてみて、その取り出すものの輪郭が少しずつわかってくる。

だけどこの作業が以外と大変である。

言って見れば、産みの苦しみってやつだろうか…。

でも、自分の中にあるものは必ず外界へとスガタを表していく。

そのことに向き合い続けていくことによってのみそのものを具現化できるようになるのだ。

だからこそ、今日も自分の中にあるものを少しずつでいいから掘り出していこう。