理念
- 2018.04.08
- マインド
大切なことは理念である、理念を持つことである。
会社には企業理念というものがあるが、
理念がなければ、皆が同じ方向性に向かって歩いていくことはできない。
もちろん、社員ひとりひとりがその理念に共有しているとはかぎらないのだが、
ただ、その理念を創った人にとってはそれは本物であろう。
だからこそ、個人においても理念を持つということが重要なのである。
理念があるからこそ、自らの方向性が持てるようになる。
理念を持っているからこそ、一貫した行いができるようになる。
なにかを形づくれる人というのは理念を持っている人に違いない。
だから理念をもちましょう!
ということである…
しかしだ。
こんなことを言われて、理念を持てるようであれば、
もうおそらく理念は持っているはずである。
理念が大切ですから、持ちましょうというアドバイスで
理念を持てるのであれば、苦労はしないのである。
ミッションが大切だ。
人生の目的意識を持とう。
なんのためにやっているのかを考えろ。
言い方はいろいろとあるだろうが、
そんなことで、持てるのであれば苦労はしない。
そうなんだ。
個人の理念なんてものはそう簡単に持てるものではない。
そう簡単にできることではないのだ。
あれこれと取り組んで、悩んで、もがいて
あがいた上にやっとのことでたどり着けるのだ。
そして、理念というものは見つけるものではない。
理念というものは、これこれをやれば創るというものでもない。
理念というのは、与えられるものである。
理念というものは、もがいた先に与えて頂けるものなのだ。
もっというのであれば、
その理念を与えられてもいい自分になろうとしている人に
そういう人に与えられるものなのである。
その理念を与えられるにふさわしい自分になっていくということに違いない。
子供のときに求めていたものと同じものを
いまも求めつづけている人はいないだろう。
そう、理念は変化していく。
その理念にふさわしいくなると、そこに自らが移動する。
そういう表現の方が適切かもしれない。
だからこそ、あえて、理念を持つための方法論をいうのであれば、
その理念にふさわしい、その理念を形にできるようになる自分になる。
これ以上のことはないだろう。
そして。
本物の理念に出会えたのあれば、
もう迷いはなくなる。
理念を形にしたいと自然と動き始めるのだ。
あともうひとつ。
理念というものは、
まーある程度の言葉であろう。
言葉ということは、手でつかめるものでない。
だから、とにかく、形にしていくこと。
もちろん、理念というのは
大抵は大それたものだろう。
しかし、いまの自分にできることといえば、
もう恥ずかしいくらいに小さなことであろう。
しかし、理念は形にしなければいけない。
理念は形にしなければ意味がない。
ということは、必然その小さなものをやっていく
小さなできることをやっていく。
そして、本当にその理念を与えられたものであれば、
本当に理念が自分の中に浸透しているのであれば、
その理念を形にすべく動き出していく。
だからこそ、小さなその一歩でいいのだ。