富士山

先日、車を運転したんですが、目の前に富士山が見えたんです。

富士山を見るのなんて、当然はじめてではないのだけれど、

やっぱりいいものは何度見ても感動するもので。

また別の日に、そのときは曇りだったんですけれども、

当然、富士山を見ることはできずに。

そうするとちょっとガッカリするもので。

ただね。

よく考えてみるとそこには富士山は見えない、でも

その曇り空の向こうには確かに富士山はあるはずなんですよね。

で、思ったんです。

これは自らの心の中にもいえるなと。

自分の心の中にも希望が見えるからこそ気分もよくなる。

頑張れる。

次の一歩を踏み出せる。

ただ、日によってその希望も消える。

でもそれは消えたのではないのかもしれない。

ただ雲がかかって見えなくっているだけかもしれない。

この雲が隠れてみえなくなるということ、ここをいかに乗り切れるかが問題となる。

だからやっぱり、

見えない富士山も

見えない希望も

それを見ようとする想像力が必要不可欠になってくる。

想像するという力を侮ってはいけない。

想像力にこそ、人間が人間であるゆえんであるし、

人間がここまで文明を創り上げてきた源泉なのだから。

そして、想像力の素晴らしいのは誰もが持っていること。

この素晴らしい力を誰もがもっている。

だからこそ、この想像力を使わない手はないのだろうか。