自由と責任と

自由には責任が伴う。
これは事実だ。

それはたとえば、会社などにおいて考えてみればわかりやすい。
会社において、役職が上になればなるほどに、決定権が多くなっていく。

そして、一番上の社長が基本、一番の決定権を持っている。

トップダウンなんて言葉もその最たる例であろう。

そして、なにか問題があれば、その問題に対して責任を負わなければいけないのは
上のものであり、社長ということになってくる。

このように、どう考えたところで、自由には責任が伴うということがいえるのだ。

しかし、別の角度から考えてみるのであれば、
責任にはエネルギーが伴う。

ということがいえるのではないだろうか。

責任があるからこそ、必然的にいろいろと考えなくてはいえなくなってくる。

普段は、考えなくてもいいこととや、気を使えわなくてもいいことも、
考えたり、気を使ったりする必要がでてくるのである。

つまり、責任が生まれると、人はその責任が怖くなる。
だから、その責任をしっかりと全うしようと考え、活力が溢れてくるのだ。

だから、責任があるということはエネルギーを頂けるということである。

先ほどの例でいえば、
社長は誰よりもその会社の責任を持っている。

だから、必然、気が回るようになる。

そう。

責任にはエネルギーが伴うのだ。

自然にそれに気を使うようになるし、

必然それをまかなうための、エネルギーというものが湧いてくるのは間違いないだろう。

だから、自由には責任が伴うというと

ちょっと、だったらいいやと思うかもしれない。

でも

責任にはエネルギーが伴うという風に考えるのであれば、

ちょっと、元気や勇気がわいてくるのかもしれない。

だから、責任とひとついっても

決して悪いことだけではない。

いや、むしろ責任を背負い込むということは

ひとりの人にとっては非常に良いこと、非常に光栄なことであるということもいえなくもないだろう。

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