言霊というものについて
- 2020.10.22
- コラム
言葉には霊がともるという。
言葉にはなにか不思議な力が込められているというものの、それが言霊ということらしい。
この言葉を改めてとりあげてみるにあたり、別段、なんの新しいものはないだろう。
おそらく、誰もが一度は聞いたことがあるように思う。
しかしだ、この霊的なものの認識が深まれば深まるほどに、その重みや深みは全然変わってくる。
それはたとえば、観光マップだけをみて、その土地について知っているというレベルから実際にその場所に行ってみてその土地を感じてみる。それだけでも大きな違いとなるはずだ。
なにがいいたいかというと、霊的なものが自分の中に深まっていけばいくほどに、言霊というものの、その意味がどんどんと変わっていくということ、
それを伝えたいのである。
霊的なものといってもここではウラメシや的なものではない。まあここでは理屈では通らない不思議なものとして捉えていてもらって構わない。
我々はもとより霊的な存在である。スピリチュアルな的な存在である。そういったものは死んでからはじめてわかるものではない。そういうことが言われているけれども、霊的なものを少しずつでも感じられるようになると、これらのこともすんなりと納得がいくようになる。
なにはともあれ、言葉には霊がともる。
いや、霊そのものが言葉を発しているといっても過言ではないだろう。
聖書のヨハネ福音書には、はじめに言があった、という記述があるのも納得いく話だ。
だからこそ、言葉を大事にするということよりも、自分の中からでてくる言葉、そこにちょっとした注意深さを持つことによって、霊的な部分とのつながりを少しは深められるのかもしれない。
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