たとえば、コウモリ

先日、ちょっと大きな本屋にいったときの話。

いつもであれば、自分自身の興味のある分野にしかいかないのだが、
その日はなんとなく、自分がいままで興味がなかった本でも買ってみようかな
ということをふと思った。

そして。

そこでいったのが動物関連の本が多くある本のところ。

動物についてはそれほど考えたことはないが、
それでも犬や猫は身近なものだし。

ゾウやライオンやキリンであれば、なんとなく、
動物の中でも人気者っていう感じがあるから
これまでの人生においてもなじみはある。

小さなころ動物園にいったときだって、
そういったところには必ずいくだろう。

だから、そういったメジャーどころではなく
もっとマイナーなところにいってみよう。

ということで、いままでこの動物については
全く考えたことないなことを思い浮かべてみて、
目に留まった本があった。

それが、コウモリだ。

コウモリなんて、いままでの人生で深く考えたことなんてないし、
これからも考えることはほとんどないだろう。

ということで、その本を購入。

読んでみると、なるほど、
知らないことばかりであった。

コウモリはほ乳類らしい。そしてほ乳類の中で唯一とべるらしい。
しかもその飛び方は鳥とは違う。

あとは、東京にもコウモリはいるらしいということ。
実際に東京でコウモリはみたことはないが。

もうひとつなるほどと思ったのは
コウモリって洞窟などで逆さになっていることがあるけれど、
人からしたら180°違う視点なわけで。

でも考えてみるとほ乳類というのは四足歩行。
つまり、そのしてんから考えてみると、90°回転しただけということだった。

そして、人も四足歩行のほ乳類からしてみると、ち90°回転して生きている生き物であるといえる。

つまり、動物的な観点からすれば
我々人間もコウモリもちょっと変わった90°回転の生き物であるということなのだ。

なるほどな。

たしかに、いままで自分が全く興味をしめさなかったことに対して
ちょっとだけ興味を持ってみるということは、それだけでもなにかしらのものは得られるのではないだろうか。